家具のお手入れ方法

家具の素材別の特徴とお手入れ方法についてご紹介いたします。

まめにお手入れをすることで、お気に入りの家具を長く愛着を持ってお使いいただけます。
天然木を使った家具では年月が経つにつれて色味が変化し味わいのある風合いを楽しめます。ぜひご活用ください。

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お取り扱いの基本

  • ホコリはカビやダニのエサとなります。家具をまめに掃除することで清潔に、美しさを保てます。
  • 屋外または直射日光の当たる場所への設置は商品を劣化させる恐れがありますのでお避け下さい。
  • 湿気が少なく風通しのいい場所に設置するとより家具が長持ちします。お住まいの環境によっては対応が難しい場合もありますが、例えば家具を壁にぴったりくっつけず数センチ離すなどの対策をとることで通気性がよくなり裏側の痛みを抑えることができます。
  • 家具は平らな場所に置いてください。不安定な場所に置くと家具の歪みが生じたり本来の機能が使えなくなるといった影響や、転倒しケガをする恐れがあります。
  • 家具が地震などで転倒しないよう予防する必要があります。(参考:東京消防庁の発行するガイドブック)https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/index.html

素材ごとの特徴とお手入れ方法

1. 木製/木目調部分

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ラッカー塗装製品

特徴

ラッカー塗装はオイル仕上げと比べると耐久性・耐熱性がありますがウレタン塗装より強度は劣ります。仕上がりが美しく、木の質感が出るのが特徴です。

お手入れ方法

普段は乾拭きまたは固くしぼった布で拭いた後、乾拭きします。汚れが目立つ場合は、ぬるま湯(40℃程度)で薄めた中性洗剤で軽く拭き取り、その後よく水拭きしてから、乾いた布で乾拭きして下さい。

注意点

水分を放置しますとシミになりやすいので、水分は速やかに拭いてください。テーブルの場合にはランチョンマットやコースターなどを敷くことをおすすめします。

ウレタン塗装

特徴

ウレタン塗装は塗膜が厚いため比較的耐久性・耐水性があり、他の塗装と比べるとお手入れが楽に行えます。

お手入れ方法

普段は乾拭きをして下さい。水気のあるものをこぼした場合、固く絞った布ですぐに拭き取って下さい。

注意点

塗装面のツヤが変化する場合がありますので、化学ぞうきんは使用しないで下さい。

オイル仕上げ製品

特徴

オイル仕上げは木が呼吸できる自然により近い“質感”を表現できる塗装方法です。

お手入れ方法

乾拭き、または固くしぼった布で拭いた後、乾拭きします。水拭きする場合は、固く絞った布で軽く拭いてから乾拭きして下さい。年に1~2回専用オイルや無色ワックスを塗ると表面の傷が目立たなくなり、年ごとに味わいが増してきます。(専用オイルにつきましては、お近くのホームセンター等にご相談下さい。)

注意点

極端な乾燥や湿気は反りやひび割れの原因となります。直射日光やエアコンの風などが直接当たらないようにご注意ください。また、熱いものや水滴の付いたグラスを直接置くとシミになりやすいので、水がこぼれた際は速やかに拭いていただき、更に気になる方はランチョンマットやコースターなどを敷くことをおすすめします。

PVC(塩化ビニール樹脂化粧繊維板)・プリント紙化粧繊維板

特徴

塩ビシートや紙に木目柄を印刷し表面に貼り付けた板。個体差がなく均質な仕上がりで比較的安価。

お手入れ方法

普段は乾拭きをして下さい。汚れが目立つ場合は、ぬるま湯(40℃)で薄めた中性洗剤で軽く拭き取り、その後よく水拭きしてから、布で乾拭きして下さい。

2. ファブリック(布)部分

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普段は表面を軽く叩き、掃除機でゴミを吸いとる様にして下さい。その際、掃除機の口は丸ブラシを使用して下さい。
張地の汚れは、ぬるま湯(40℃)で薄めた中性洗剤を染み込ませた布で叩くように押し拭きし、その後水に浸して固く絞った布で洗剤をよく拭き取り、最後に乾拭きして自然乾燥させて下さい。

揮発性の溶剤等のご使用は変色の原因になりますので使用しないでください。

3. スチール部分

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普段は乾拭きして下さい。汚れが目立つ場合は、ぬるま湯(40℃)で薄めた中性洗剤に浸して固く絞った布で拭き取り、その後よく水拭きしてから乾拭きして下さい。

湿気の多い場所に設置しないでください。また、アルコールや揮発性の溶剤等を使用するとサビの原因となるので使用しないでください。

4. 合成皮革(PVC/PU)部分

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通常は乾いた布で乾拭きをして埃や汚れを拭き取ります。それでも落ちない汚れなどは、少し水分を含ませた布や中性洗剤を含ませた布で汚れを落として、乾拭きするなどして水分を残さないようにします。表面には防水機能がありますが水分を放置してしまうと劣化の原因となります。

マジックなどの汚れの場合、アルコール・ベンジンなどで拭き取りますと表面が溶け出す場合がありますのでご使用はお止め下さい。

5. 鏡/ガラス部分

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ガラステーブル製品

柔らかい布で乾拭きし、ちょっとした汚れは水拭きします。しつこい汚れはガラス用クリーナーや薄めた中性洗剤で落とし、洗剤分をしっかり拭き取った後、乾拭きして下さい。乾拭きをしないとあとでクリーナーの成分が白く浮きでることがあります。
(木部分にクリーナーが付着しますと汚れの原因となる場合がありますのでご注意下さい。)

指紋や軽い汚れにはアルコールも有効です。消毒用エタノールやアルコールの入ったキッチン用の衛生スプレーなどで拭き取って下さい。
化学ぞうきんを使うと油膜が残る場合がありますので使用しないでください。

ガラス扉製品

ガラス扉の枠にクリーナーをかけてしまうと、塗装の色や艶が変化してしまうことがあります。
扉に直接クリーナーを吹き付けることは避け、布にクリーナーを染み込ませてからガラスを拭いて下さい。
※災害のとき割れたガラスの破片で怪我をしないよう、市販のガラス飛散防止フィルムなどで対策しておくことをおすすめします。